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INTERVIEW

時代とともに変わり続けるソリューションを。OKPRがジョインした背景と今後実現していきたい世界とは

圧倒的顧客志向から生まれる長期的な安定感

2020年2月3日より、デジタルコミュニケーション・PR事業を展開する、株式会社OKPR(以下「OKPR」)がVOYAGE GROUP(以下「VOYAGE」)にジョインしました。今回はOKPRとVOYAGEの出会いから、今後の事業展開などについて、VOYAGE取締役の土井さんとOKPR代表取締役の漆畑さんにインタビューしました。

土井 健

Ken Doi

取締役

2008年、同志社大学を卒業後、(株)サイバードへ入社。モバイル広告代理店事業立ち上げに従事。2011年にECナビ(現 VOYAGE GROUP)に入社。同グループ会社fluctに出向し、メディアコンサルタントとしてスマートフォンSSP「fluct」の立ち上げに参画。日本最大級のSSPに育て上げ、2016年にfluctの代表取締役に就任。2020年には当社の取締役、並びに株式会社サイバー・コミュニケーションズの社長室室長に就任。

漆畑 慶将

Keisuke Urushibata

株式会社OKPR 代表取締役

父親の影響で小学生からPCに興味を持ち新聞制作や動画制作、HP制作に打ち込む。2001年に個人事業主として起業しHP制作業をメインとして展開。高校生のときには月間4000万PVのサイトを作り上げる。大学卒業後は大手放送局やITベンチャー企業へ就職。2016年に株式会社OKPRを創立し、PR事業を展開。三菱UFJ銀行などのデジタル企画部門への出向経験も持つ。 2020年2月よりVOYAGE GROUPへとジョインし現在に至る。

ーーはじめに、OKPRの事業内容を教えてください。

漆畑:会社名にもある通り、主にはPRをやっている会社です。色々なステークホルダーに対してきちんとコミュニケーション、リレーションを取っていくということを大切にしています。多くの広報担当者が陥りがちな、メディアに情報を出すだけになってしまうと、まるで打ち上げ花火を上げただけで終わってしまうため、きちんとした意味付けや物語性があるかというところまでを意識して、一つ一つのコンテンツに向き合っていくことを大切にしてます。全体感をきちんと見て、深く考えながら世の中に対してコミュニケーションを取っていく、そのような会社を目指しています。

クライアントとしては、主にスタートアップ企業さんが多いですが、最近は大手企業さんの新規事業部門やオープンイノベーション部門といったお客様も増えてきましたね。

落とし穴として良く見かけるのが「良い商品を作れば世の中が振り向いてくれる」といったプロダクトアウトの価値観。ユーザーや顧客の観点からの目線をきちんと取り入れないと、世の中に受け入れられずに、終わってしまうということが起きたりしています。一度ふり返って「世の中からどのように見られているか。」や、「顧客やメディアから見た場合、どのように映るだろうか。」といった第三者の視点から考え、作戦を練っていくことが今の時代では大事になってくると思います。そういった点を戦略に考え入れたり、様々なアドバイスをしていくことも我々が提供するサービスの一つです。

ーーどのような形でVOYAGEと出会ったのですか。

漆畑:株式会社サイバー・コミュニケーションズ(以下、「CCI」)に在籍している友人から、VOYAGEとCCIが経営統合したという話は聞いていて知っていました。

また2020年(※編集部注:開催は2021年に延期。)には東京オリンピック・パラリンピック競技大会も予定されていて、時代が大きく変わるタイミングになると思い、自分たちの事業の可能性を色々と探っていました。このような社会の大きな変革の時は、たくさんのチャンスが転がっているはずで、しっかりと掴んで行きたいなと。そのような中でチャンスを掴み取るために戦っていくには、OKPRにも様々な引き出しを持っている必要があります。最近ではクリエイティブエージェンシーやコンテンツスタジオ、次世代型マーケティングなどと言ったジャンルが、PRやコミュニケーション領域にも増えてきているのですが、我々には広告関係の経験者がいないため広告に関する知見がほとんど無い状態で、危機感を少なからず感じていました。

そんな背景から資金調達やアドバイザリー会社、M&A仲介サービスなどで今後の方向性を考えていく中にVOYAGEを見つけました。スタートアップマインドを持つ企業で、かつ今日のデジタル広告の状況をわかっている会社と組むべきだなと考えていて。また、前述の通り以前からCCIやVOYAGEの話は聞いていたので、「相性がいいな」「何か一緒にやれたらいいな」という期待も持っていて、オファーさせていただいたという流れです。

ーー実際にオファーを受けてみようと思ったきっかけを教えてください。

土井:株式会社CARTA HOLDINGS(以下「CARTA」)が立てている2022年の中期経営計画達成に向けて、直接クライアントにアプローチすること、アプローチの手段を増やしていくことは重要なポイントで、そこにハマりそうかもと思いお会いました。実際会ったらすごい変わった面白い人で(笑)。テクノロジー社会のこのご時世で、かつ、漆畑さん本人もテックに明るいのに、紙印刷200枚くらいの会社説明資料持ってきて説明を始めたんです。

内容も今まで広告の買い付けや運用で商売をしてきた我々とは異なり、お客様のサービスとかプロダクトの本質をあぶりだして、より良く世に広げるためにはどんな手段があってもいいよね、という前提に立ってお客様の課題解決をしていたんです。クライアント様に入り込んでいくには今までのアプローチ以外の方法が必要だなと思っていた中で、こういったチャレンジをしてみてもいいんじゃないか、という思いが200枚の資料を聞く中で浮かんできました。

あとは、漆畑さんってなんか変わってるけど絶対いいやつやなって感じたんです。華やかに見える領域でビジネスをしてるけど、すごい地に足ついてるし、コトを成したいとか、社会に大きなインパクトを残したいという熱い思いを強く感じて、これは運命やなって思ってディールをガンガン進めて行きました。

ーー漆畑さんはこれまでどんな人生を歩んでこられたのでしょうか。

漆畑:かなり前の話にはなるのですが、たしか小学校6年生の誕生日に、父親から「ホームページの作り方」という本を買ってもらい、見様見真似でホームページを作り出しました。お小遣い程度の月額費用を頂いて運用をしていましたね。ですので個人事業としての活動は中学生頃からしています。ちょうど日本にGoogle広告が上陸してきた時、大きなメディアを持ちたいなと思い、サイトを作ってそこにアフィリエイトを貼ったメディアなども作ったりしてました。ちなみに当時は月間4000万PVぐらいありましたね。その当時のSEO対策と呼ばれる方法は一通り研究しつくました。

土井:これがまだ高校生までの話っていうのがほんまにすごい(笑)。

漆畑:そのあとは普通に大学生活を過ごしてました。色々なアルバイトの経験を経て、元々メディアというものに興味を持っていたこともあり、テレビ局で「校閲」というすごくマニアックな仕事を経験したものの、東日本大震災や認定放送持株会社への移行などを目の当たりにしているうちに、もっと世の中の最先端で働きたいなという気持ちが強くなり、当時流行り始めていたインフルエンサー・マーケティングをしているベンチャー企業へと行きました。上場を目指していたものの、上手くいかず、それならば自分でも何かやってみよう、ということになり起業しました。

30歳までのチャレンジの1つとして、20代にやりきったことを残したいなという気持ちもあり、起業へと踏み切りました。その後は、山あり谷ありの繰り返しでしたけど「総じて、良い経験になりました。」という感じで今に至ります。

顧客と向き合うだけではなく、社会と向き合う視点が加わる

ーー想像を超えたキャリアでした。OKPRのポリシーや強みは何ですか?

漆畑:変わらないポリシーとしては「色々な視点で考える」ということです。世の中は表と裏だけではなく、上や下、左や右など、立体的に多方面から見えるはずです。案外、それは視点に気が付けば見えてくるものかなと。別にスピリチュアルな話でもなく、心の視点の持ち様かなとも思います。そこはこれからもしっかりと伝えていきたいなと。

また我々の強みは、企画から一緒に伴走していくことです。コンサルタントや制作会社、パブリシティー会社とも違います。例えばプランニングだけを実施してそこで終わりにはせずに「誰が」「どのように」やるのか。きちんと5W1Hまで考えて進めていきます。やり方がわからないのであれば、一緒に実践していくハンズオンの精神こそが重要だと考えています。そしてもちろん、クライアントだけではなく社会と向き合いながら進めていくことを大切しています。社会がどのように変化変動していくか、どういう流れにあるかというところまでをしっかりと理解したうえで、単発的ではなく中長期的に、サービスの向こう10年先の成長を考えて向き合っていく思いで実施しています。

土井:漆畑さんがお客様に言うことでいいなと思うのが「PRのあり姿は変わって行くもの。過去の正解パターンに捉われず、世の中の変化とともに自分も会社も変わって行くことで、クライアントの本質的な課題解決ができ得る」みたいな話で、ダーウィンじゃないですが「変わり続けること」が、漆畑さんそしてOKPR社が大切にし、クライアントから評価されている部分なのかなって。

漆畑:そうですね。実は学生時代に東京ディズニーランドのキャストをしていたことがありまして。そこで印象に残っているのが、ディズニーランドの生みの親であるウォルト・ディズニーの言葉で「永遠に完成しないテーマパークであること」です。これは今も受け継がれていて、要約すると「時代とともに流行りも変わる。トレンドやキャラクターが増えて行く中で常に完成しないということに、ワクワク感や世の中の期待値がうまく組み込まれているはずだ。」というコンセプトになるんです。同じように企業が提供していくサービスも常に完成しないというか。そんな高みを追い求めて行きたいという思いがありますね。

ーー実際にVOYAGEで働き始めて、苦労していることはありますか。

漆畑:企業文化というか、カルチャー的な苦労はあまり無いかなと思っています。ただ、広告といっても取り扱う内容や対面するクライアントが多種多様で、どこの事業部とどのようなコラボレーションができるかが追い切れていない現状が歯がゆいところです。ですが、まずは一歩ずつやっていきたいなと。先日もECナビ(VOYAGEの子会社が運営するポイントサイト)を手掛ける事業部と「何か一緒に事業できそうですね。」という話をしました。そのようなシナジーを生めそうな事業部がかなりありそうなので、もっともっとグループ内連携をやっていきたいと考えています。もちろんVOYAGEだけでなくCARTAとしてCCIの各部署とも進めていきたいですね。

土井:グループ内の人と漆畑さんを上手に繋ぐことも自分の仕事だと思っています。漆畑さんを繋ぐことで、今までにない、新たなソリューションを市場そして顧客に提供していくことができると確信しています。

漆畑:そうですね。OKPRが入ることで違った角度からの視点ができ、「この部分とこの部分をくっつけることで、さらにグロースするよね。」なんてこともできるのではないかと思っています。一緒になったからには、グループ内の色々な部門と連携していき、社内的にもPRの必要性を浸透させていきたいです。

ーーVOYAGEにはなかったPR領域に手を伸ばしたわけですが、これから先狙いたいと思っている領域はありますか?

土井:足りないピースは中で作るだけでなく、M&Aや出資をしながら作って行く形になるため、広告に近しい領域の可能性が高いです。それはメディアサイドもそうですし、広告主サイドのアプローチもそうです。一方で、メディアという側面を見たときに、メディアの儲け方が今までは広告メインでしたが変わってきています。例えば、メディアとして事業をスタートして特定のカテゴリのユーザーを囲ったのち、そのユーザーに直接自分たちで作った商品を届けるDtoCメーカーになったり、まさにrakanu(VOYAGEの子会社で、犬種特化型メディアを運営)などがそうですが、WEBメディアでエンゲージメントの高いユーザーを囲ったのち、そのユーザーに対してリアルのイベントを開くなど、広告以外でのマネタイズの広がりが出てきました。

もちろん我々の本流は広告事業ではありますが、その周辺領域も検討しており、実際に他業態の会社や起業家の方々ともお話しさせていただいております。私としてはその中でも特に、人と人とがフィットするかという部分をとても大事にしています。「社会に変革を起こしたい、社会の大きなインパクトを与えたい」と前向きな考えを持ち、死に物狂いで実行していく力がある方と一緒にやっていきたいと思っています。

ーー最後に、VOYAGEとともに歩んでいく意気込みを教えてください。

漆畑:今後、世の中を大きく動かすことになる対外的なコンテンツに対して、一緒にサービスを掘り起こしに行けるとおもしろいな、と思っています。PR業界の市場はVOYAGEにジョインしたことで、より進めていけると思っています。

また、先を考えるとやはりグローバル視点もきちんと視野に入れておかないといけないですが、まずは日本国内からやっていくべきではないかと。日本企業というアイデンティティーの元で、しっかりと段階を踏んで「再興=リバイブ」していけたらなと思います。

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